千葉県-君津
提供:釣り情報フィッシングラボ



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☆やってるよ!☆

 

 ここのところ更新が無いので

このブログの読者様は当店の事などすっかり忘れているのではないでしょうか?

相変わらず毎日仕事に追われてますよ!

というわけで整備事例は車検でご入庫のボルボです。

ボルボ

ドライブシャフトのブーツが切れていたので交換です。

当店自慢のSST(スーパースペシャルツール)

移動式万力が役に立ちます

SST?

普通は作業台とかに固定されてるんですが(技術家庭科室にあったよね)

YAMA’Sファクトリーではこのように移動式にしています。

で、まあ通常の車検整備なんですが

エアクリーナーの点検時には交換や清掃だけではなく

底のほうに溜まった虫の死骸やや落ち葉などのごみも吸い取ってあげましょう

エアクリーナー

で、またまたオイル交換時には

オイルフィルターのケースに溜まったヘドロのような汚れも掃除してあげましょう。

オイルフィルター

当たり前の事なんですが、なかなか忙しかったりすると

手を抜きがちなところでもありますね

お客様は見る機会が無い場所だったりするので・・・

お次はこちらも車検でご入庫レガシイです。

今回はタイミングベルトの交換をやらせていただきました。

レガシー

この車のエンジンはちょっと手ごわいです。

普通のエンジンより部品点数がかなり多いんです。

タイミングベルトの長さも倍くらいあります。

ボクサーエンジン

で、例によってタイミングベルトを取り付ける時がまた大変

整備解説書の通りになんかいかないんです

簡単に書くな

というわけで今回は即興でSSTを作ってみました。

これでカムシャフトのプーリーを固定して何とかベルトが張れました

SST?

ま、SSTといっても工具を2個組み合わせただけですが・・・

ベルトを止めているクリップもSSTだね

で、こちらはYAMA’Sファクトリーおなじみのパンク修理

チャリンコ

で、気づいた事なんですが

YAMA’S店主も昔はずいぶんパンクさせました、結構乱暴な運転して・・・

しかしながらこんなに何回もパンク修理した記憶はないんです。

しかもチビ達は普通に乗っているだけという・・・

この自転車、ほとんどが某アジア製。

昔の自転車は多分日本製だよ、もっと丈夫だった

しかもこれを見てください

ブレーキ

外した部品がこれ

車と一緒、『ブレーキパッド』です

ブレーキパッド

以前は自転車のブレーキパッドなんて車と違って減らなかったんですよ。

それがこんな事に

どんどん品質が悪くなっているという事なんでしょうね

そろそろこの世の中、『安かろう悪かろう』から脱却しないと

どんどん悪い方向に進みますよね。

『良いものを適正な価格で』を、当店は推進していきたいです。

ユニクロも値上げするそうです

これからも適正な価格で、より良いものをお客様に提供するんでしょうね

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆おまけ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ここのところ忙しい合間をぬって、BOSCHの研修を受けております。

研修

自分なりの勉強は今までもしてきたつもりですが

研修を受けて改めて自分の未熟さを知ったりもします・・・

研修中

どんどん自分自身のスキルを上げていかないと

この業界、おいて行かれちゃいますからね

と、いうわけでハイビスカスはこんな感じです。

あんまり変わらないね・・・

成長してる?

☆レシプロエンジンとは?☆

ここ一月程、バルブタイミング関係の整備や修理に追われて

またまたブログ更新を放置してました(言い訳)

整備をしていて、私と同じメカニックの方々なら分かると思いますが

毎回緊張する瞬間があります。

それはエンジンを組み終えて、始動する瞬間です。

今回、タイミングベルトやタイミングチェーンを外しての作業が何台か続きましたので

そんな、緊張する瞬間を皆様にも味わっていただこうと思います。

トップバッターはイタリアの名車アルファロメオ

アルファロメオ

V6エンジンは、見てくれはもちろんカッコいいですが

このエンジンは素晴らしい性能の持ち主です

V6エンジン

整備性は素晴らしく悪いです

が、頑張って慎重に作業を進めます。

タイミングベルト

ウォーターポンプ等ももちろん交換して・・・

作業中・・・

新部品は羽が樹脂製から金属製に変わってますね。

こんなところもお客様に伝えると安心していただけますね。

ウォーターポンプ

で、ようやく作業完了

いよいよ始動です。

始動の前には何度も、何度も、何度も忘れ物が無いか確認します

BUOOOOOOOOON

元気なエンジン音が響き渡りました。

で、お次は白煙修理のMRワゴン

ヘッドカバーを開けると、あまり状態の良くない感じです。

エンジン内真っ黒

この汚れは綺麗にしてあげます

スラッジ

で、肝心の白煙の出る原因の

『バルブステムシール』などという部品を交換してあげましょう。

こちらはタイミングチェーンを外しての作業です。

作業中・・・

部品(バルブステムシール)自体の交換よりも

そこにたどり着くまでに、他の部品を外す作業が大変なんです・・・

こいつが白煙の犯人です

バルブステムシール

で、例によって慎重に、慎重に、慎重に組み上げていきます。

汚れも落としてからね

タイミングチェーン

このタイミングチェーンが1コマずれるだけで

エンジンの調子が不調になります。

で、いよいよ始動です。

BUOOOOOOOOON

元気なエンジン音が響き渡りました。

そんでもって、お次は時々始動不能、エンジン警告灯点灯のオデッセイです。

始動不能の原因ははスターターモーターです。

交換するのですが、どうやっても手の届かない場所についています。

インテークマニホールドなる部品を外してようやく取り外せます。

作業中・・・

例によって、ボッシュのリビルトプログラムです。

3年と6万キロの保証付です

新旧部品

で、まずはスターターモーターの交換は完了です。

スターターモーター交換中

警告灯の付いた原因は

『カムシャフトセンサーの位相ずれ』

なる診断結果

診断結果

以前にも日産車で何台かあって、オイル管理が悪いと

タイミングチェーンが伸びたりして、バルブタイミングのずれが発生するというもの

念のため親しい本田さんのディーラーに聞いてみたんだけど

『その故障はあんまり無いよなあ・・・』なんて返事で

私が怪しいと感じた部品に対しては

『その部品はあんまり交換しないなあ・・・』って感じで

見当はずれの作業の指示だったので、結局治らず

やはり、『信じられるのは自分だけ』

やっぱりこの部品『タイミングチェーンテンショナー』

犯人

こいつがタイミングチェーンの張りを調整しています。

初めての作業なので、整備解説書どおりに進めたのですが

外した時にチェーンがズレてしまったんですね

せっかくスターターモーターを交換したのに

エンジンが絶不調なんです・・・

やはり整備解説書も頼りにならないので、なんとか自己流で組みなおし

例によって慎重に、慎重に、慎重に各部を見直し・・・

BUOOOOOOOOON

元気なエンジン音が響き渡りました。

故障コードも無くなり、例によって絶好調となりました

皆様、これまでの一連の作業で

緊張を一緒に味わっていただけましたでしょうか

おそらく、あまり緊張感は感じなかったと思います。

と言うのも、この緊張の瞬間は

その整備に携わったメカニックの特権なんです

初めての作業だったり、失敗してしまったりを繰り返し

苦労して組み上げたエンジンが始動したときには

本当に涙が出るほど嬉しい時がありますよ。

今回紹介したバルブ関連の作業は、

一つ間違えばエンジンを壊してしまう事もある、失敗の許されない作業なんです。

とても責任の思い作業を、これからも慎重に進めて行きたいと思います。

それと同時に、このレシプロエンジンを開発してきた

先人達に敬意を払わずにはいられませんね。

バルブとピストンの構造を考え出してきた技術者達に感謝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ATF(オートマオイル)交換☆

ここ木更津は寒冷地ではないのですが

朝出勤してみてビックリ

11月も初旬だというのに氷が張っていました

ひょうたん池

寒いと車の修理も二の足踏んじゃって

重い腰が上がらないのですが

そんな事言ってられず、日々修理に追われております

こちらはミッション(AT)が不調の軽トラ

ミニキャブ

ATFとフィルター交換実施

バルブボディも外して各部チェックしましょう

バルブボディ

こんな複雑な仕組み

考えた人は天才だね

複雑な仕組み 

ATF交換の際、忘れてはいけないのがオイルクーラーの洗浄です。

オイルラインのホースを外して、洗浄剤を噴射するのですが

オイルホース

このホースが硬くてなかなか抜けません

そんな時は超強力なドライヤーで暖めると嘘のように外れます

ホットガン

で、洗浄剤を噴射 

オイルクーラークリーン 

ATF交換後、あきらかに調子が良くなったのがわかりました。

今回は現在までのオイル交換状況が不明でしたので、

あえてオイルパンを外して、更にはバルブボディのチェックまで

実施させていただきました。

同じくこちらもATF交換でご入庫

フランス生まれのルノーカングーです。

カングー

この車のオイル交換方法は、国産車とはだいぶ違います

暖気運転して、ATFの温度を60度にして・・・

はい、温度計は付いていません

ですので専用テスターを接続しないと温度はわかりません(写真撮り忘れ)

まあオイル抜くのはどの車もほぼ一緒ですな。

ATF抜き取り

で、適量注入して、例によって絶好調です

こちらはプラグが飛び出してしまったハイゼット

ハイゼット

プラグが飛び出すなんてあまり聞きませんね

フェラーリなんかでは時々あるらしいですが・・・

ともかく、そういう現実と向き合い現状を回復しなければなりません

ねじ山を壊してしまっているので、ねじ山の修理です

世の中には良い道具がたくさんありますな。

こんなアイテムを使って修理です。

リコイル

壊れたねじ山をワンサイズを大きなねじ山であけ直し

プラグホール

そこにこんなスプリング状の物をはめ込んでねじ山修理完了です。

こいつをはめる

この通り

先端にはめ込みようの突起がありますが、これは折ってしまいます!

リコイル挿入

当然、燃焼室から取り出しますけど・・・

磁石で

マグネット

で、修理後は例によって絶好調です

他の2本も点検しときました、とりあえず大丈夫でしょう

プラグ取り付け完了

こちらはもうすぐ20万キロ走破してしまうミニカです。

ミニカ

オイル交換の納車間際に、

『そう言えばなんだかブレーキが効きっぱなし?左側のホイールが熱くなっているみたい・・・』

との事で即点検!

良かったです、納車してなくて

はい、ブレーキが効きっぱなしです

代車があいていて良かったです、即入院となり

ブレーキを分解

ブレーキキャリパー

ご覧のように錆が発生して

ピストンの動きが悪くなっています

車検時にブレーキフルードは必ず交換しているのですが・・・

牧場を仕事場としているお客様なので

泥水等がかかったのが原因ではないかと思います

ピストン

こいつを綺麗に磨いてやり、ゴムのシールを交換してやります。

結構大変だよ

綺麗になりました

右側はとても綺麗でしたが

同様にオーバーホールです

右側は綺麗

20万キロ近くなので、

ついでにタイミングベルトも交換です

タイミングベルト交換中

これだけ距離を走るとリフレッシュしたい箇所が多々出てきます。

点検の結果このタイロッドエンドなる部品もガタがでてたので交換です、

タイロッドエンド

これからも30万キロ目指して頑張ってもらいましょう