千葉県-君津
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津波の足跡

ここは木更津港、なじみのお客様よりフォークリフトの修理をご依頼されました。

某コ〇ツフォークリフトは、こんな状況(震災)なので行けないとの事。

こんな時こそ行かないといけないのでは?

フォークリフトは専門外ですが、エンジンと名の付くものなら何でも治します。

現場に着くと、港の作業場なので今回の津波をもろに受けていました。

足場も泥だらけです。


エンジンは水を吸ってしまうとウォーターハンマーと言って、

エンジン内部のバルブが曲がってしまい、高額の修理になってしまいます、

そうでなければ良いのですが・・・

圧縮をはかると、どうやらエンジン内部は大丈夫そうです。

エンジンの3大要素、「圧縮、点火、混合気」次は点火系を見ましょう。

プラグに火が飛んでいません、デスビを開けると水が浸入していました。

海水が入ってしまった電気部品は交換しないと復活は難しいのですが、

とりあえず水分を除去して再度組み付けると・・・

かかりました!

 今回は応急処置的な修理なので

再度本格的な点検、整備が必要な旨を告げ現場を後にしました。

その後、再び連絡がありエンジンがかからないとの事。

もう一度点検!

今度は3大要素の「混合気」を見てみましょう。

ガソリンは来ているのですが、どこかで詰まっているいるようです。

あの手この手をつくしてようやく始動できましたが、

ここも本格的なオーバーホールが必要なようです。

現場での出張修理は、なるべく必要な工具や設備を持って行くのですが、

それでも足りない物が必ず出てきます。

整備工場での修理と違い、色々な工夫やアイデアが必要になってきます。

それでもダメな場合も結構ありますけどね。

今回のお客様はフォークリフトが無いと仕事にならないので責任重大ですね。

そういえばさっき前を走ってたトラックの荷台にこんなステッカーが貼ってありました!

『手積みだよ、全員集合!』

・・・・・・。